卵焼き
今週のお題「得意料理」
母の味は超えられない。
母のお弁当みたいにバランス良く上手に詰められない。
私が4年前、神奈川に出て一人暮らしを始めるときに初めて教わったのが、お弁当の卵焼き。
母の卵焼きは甘めで、クルクルするのにクルクルが解けない。それを卵1個で作る。
教えてもらってから、三年間の学校生活は毎日自分で作ったお弁当を持って通った。1週間分の献立を立てて材料を買うのは難しかったから歩いて1分の所のスーパーによく買い物に行った。作り置きをしたり冷凍したり、冷蔵庫の中には何にもない時もあった。食パン焼いてラップで包んで持ってったこともあった。
お母さんは昔から冷凍食品を入れない。
まあ、穴埋め程度に1個くらい入れることもあるけど稀に。あとは、肉と魚の両方を入れる。
私も真似したくて無理しない程度に続けた。
今年一年、浪人することになって、半年間だけ仕事した。お弁当持って職場に行った。
毎日偉いねって褒められる。
毎日早起きして作ってくれてありがとうって思ってる。
でも、三年間私も自分のお弁当作り続けて、今年感じたことは、
なんか冴えないと思っていた自分の弁当も、今お母さんの弁当と比べてみると、そんなに劣らないんじゃないかってこと。
悪い意味ではなく。
私も成長したってことか。
私も子供にはバランスの良く採れたご飯作ってあげたい。毎日のお弁当の時間が楽しみになるような、彩で。
お弁当の卵焼きは、お母さんから教えてもらってから毎日作っていたから、もう得意。